<レース当日>
目覚ましがなる。
先程床に就いたばかりな気もするが・・・・。
家の付近は曇り。
身支度を終え、車に車両、装備他を搭載したかを再度確認し出発。
天気予報では”もてぎ”付近は晴れとなっているのだが、はたして。
途中、ライダー募集に応募していただいた”黒い9Rさん”を拾っていざ”もてぎ”へ。
首都高速を抜け、常磐自動車道で水戸まで。
水戸を下りてからは30〜40分ぐらいか。
途中雨が落ちてくる。
やはりウエットのレースか?天気予報のウ・ソ・ツ・キ!!
他のメンバーとは南ゲートで待ち合わせ。
いつも出場している連れ”U田”君から南ゲート到着の連絡が入る。
続いてライダー募集に応募していただいた”kitaさん”より連絡が・・・。
「北ゲートに着いちゃいました。どうしましょう。」だと。
現地集合ですと、たまに有る事。
仕方がない。入場券は全て自分が持っているので、北から入り、
一度場内を突っ切り南ゲートへ行ってからパドックへ行くことに。
到着が遅れた為、すでにパドックやピットは人と車で賑わっている。
自然と気分も高まります。
装備、マシンをピットへ運び、受付・車検へ。
このあたりは慣れたのもで、バタバタ、アタフタ・・・。
結局ライダーは最低人数に足りず、幽霊ライダーを準備。
会社の同僚とコバ長に装備一式を借り、
あたかもライダーが居るかのごとく見せ車検をとる事にした。
またまたコバ長と同僚に感謝。
(レース中、ちゃんとピットにツナギ掛けて置いて、ツナギだけは参加してもらってましたよ。)
開会式、ライダーズミーティングを終え、後はスタートを待つのみ。
この間も”maruさん”はピットでマシンの最終仕上げ。
いつもギリギリで余裕がないのです。
でも、このバタバタがなぜか楽しい。(困ったものです。)
<6時間耐久スタート>
総監督?maruさんの独断と偏見で、
チーム編成を「亀さんチーム」と「うさぎさん」チームに分ける。
そして順番も・・・・今回は一人が50分を2回走る計算で編成。
スタートは”kitaさん”と”U田君”。
今回はローリングスタートなので、まずはピットロードに整列。
”U田君”はいつも通りの慣れた感じで待機。(でも、これが最後のスタート。涙;)
この時、”maru Jr君”は、
金ピカのKSRが「アカツキ(byガンダム)」のようで気になっていたようです・・・。(困;
いよいよスタート。
セーフティーカーを先頭にコースイン、1週のフォーメーションラップを経てスタートです。
セーフティーカーがピットインし、最終コーナーを立ち上がってくる各マシン。
エンジン音が高まりそして・・・日章旗が振られスタートです。
待機しているライダーもわくわくしてしまう瞬間です。
第一ライダーは共に淡々と周回を重ねます。
順位は・・・「うさぎさんチーム」のほうが上。
そしてライダー交代の時間が。
”U田君”、ピットサインを1周見落とすも時間通りピットイン。
そして第2ライダーの”黒い9R”さんへ。
”kitaさん”はというと・・・戻ってきません。ピットサインに目もくれず走り続けます。
「一回60分以上走るとペナルティーだよ〜。早く帰ってこ〜い!!」
結局、60分以上走って帰ってきました・・・。(ペナルティは大丈夫だったようです。)
こちらの第2ライダーは”maru Jr君”、前回の筑波が初レースで、今回が2戦目。
前回は見事転倒しましたが、今回はいかがなものか。
2台ともコースに送り出し、一息つけたのでピットウォールでカメラを構える。
”maru Jr君”通過、パシャリ。
”黒い9Rさん”が通過。
見落としてしまったので次の週を待つ・・・・待つ・・・・・待つ・・・・・コナイ?
ン?・・また見逃した?????
「おかしいな」と思い出したころに、背後からニコニコしながら近づく陰が・・・
「こけちゃいました!!最終コーナーで」
急いでピットに戻る。
ハンドルの曲がり無し、レバーの折れ無し、カウルの損傷ほとんど無し、
ハンドルとタイヤがそっぽ向いてるだけ?比較的軽傷なマシンがそこに・・・。
ライダーにはほとんど怪我はない。(サーキットって結構安全なんです。)
それどころか、「オーバルコースを歩いてきた」とか「レッカー車に乗ってきた」とか
普通は経験できない事を体験でき楽しそうに語る”黒い9Rさん”・・・。
マシンはメカの”maruさん”がハンドルとタイヤのゆがみを直そうとする。
が、直らない。
よ〜く見るとフロントフォークが曲がってる・・・。
ど〜するか?今回はスペアカーは持ってきていないし・・・・。
レース開始後まだ1時間強、後5時間もある。
とりあえず、最小のブレで治まるよう、組み直してみることに。
が・・・・!!世の中そんなに甘くない!!
曲がったフロントフォークではまともに組めるはずが無い。
でもチャレンジャーな”maruさん”は
「ま、良っしょ。試しに走ってみますか。ダメだったら戻ってくるね。」
と言い残しガソリンを補給(走る気満々?)しコースイン。
この時点で「亀さんチーム」が大きくリード。
コースに出て行ったmaruさんはというと、ホームストレートを通過してゆく。
曲がった足回りで大丈夫なのか?
50分後、ピットインのサインでやっと戻ってくる。
「いや〜、ぶれるぶれる。タイヤ見てると踊ってるもんね。手もじわ〜んとしびれてるし。」
バイクのネジは締めたようだが、頭のネジを締め忘れたらしい。
その後交代した”U田君”、”黒い9Rさん”も2本目の50分を走りきった。
「ぶれるねェ。」「うん、ぶれるぶれる。」
「でもハンドルに頼らなければいけるよね」「うん、いけるいける」
確かに、タイムも尻上がりに良くなっていた。(ベストラプはラスト2週目でした。)
どーやら「うさぎさんチーム」は皆さん頭のネジを締め忘れているらしい。
(それとも振動で頭のネジが緩んできたのか?)
「亀さんチーム」はというと各ライダー共淡々と周回を重ねる。
”simazuさん”は初のサーキット走行。
交代前にどう走ればよいのか”maruさん”に師事を乞っていた。
(ネジが緩んでいるmaruさんに?・・・聞く人を間違っていたのでは?)
その成果か、転倒も無く楽しそうに走っています。
終盤になると、疲れなのか熱くなっているのか転倒、オーバーランが続出。
一時は一周全てがイエローフラッグかと思うほど・・。
そしてとうとうペースカーコースインの事態も。
幸いにも「亀さんチーム」「うさぎさんチーム」共に転倒も無く無事チェッカーを受ける。
順位?
やはりうさぎさんは亀さんに勝てないようです。
1週差で亀さんの勝ち!!
タイムは断然うさぎさんの方が上なのですが、途中休憩?が長すぎたようです。
<エピローグ>
チェッカーを受けたライダーがピットへ戻ってくる。
「お疲れさま〜」と互いに声を掛け合う。
そして撤収作業。
ピットからパドックへ、マシン、工具、装備などを運び出す。
車に積み込む為の整理をしている間に、表彰式、じゃんけん大会が始まってしまった!
積み込み担当のmaruさんを残し、他の人は会場へ急ぐ。
”じゃんけん大会”では、日ごろの行いからか、全員一つもゲット出来なかった。
閉会式も終わりとぼとぼと車のもとへ。
日も傾き薄暗くなって来たなか、マシンを前に記念撮影を”パチリ”。
(maruさんがセッティングをしてお待ちかねでした。)
車両の積み込みを終わらせミーティング。
黒い9Rさん・・・・「KSR110って幾らです?Nチビは?」
マシンは壊してしまったが大いに楽しめ、はまってしまったらしい。
サーキット用にミニバイクを購入する気満々なようです。
kitaさん・・・・「楽しかった〜。昔F−3もどきで走っていた頃を思い出した。」そうです。
(F−3? 年がばれてしましますヨ。)
simazuさん・・・・「後ろかビュンビュン来るので怖かった。でも楽しかったです。」
maruJr君・・・・「こんなもんでしょ。う〜ん、腰と股関節が痛い!。」持病もちでした。
U田君・・・・「いや〜終わっちゃいましたね。来年どうします?買っちゃいますか。ウソウソ。」
(同伴していた娘ににらまれていました。怖〜)
maruさん・・・・「寂しい限りです。せめてサーキット走行会ぐらいはやりましょう。
それより誰かKSR110買ってください。」
年間行事のなかでの楽しみの一つが無くなって、脱力感を感じていました。
楽しい思い出、打撲の痛み、来年への失望など、それぞれの思いを胸に帰路に付くのでした。
今後、レースへの参戦は未定ですが、ショートサーキットの走行会は行ってゆく予定です。
ツーリングにはない、楽しみが盛りだくさん。
開催時はBBSなどに掲示されますので是非ご参加ください。
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